Condylox

つかさ本舗

四十路男の日常

「デビルマン」

2005/05/05 23:28 by つかさ

これは・・・・ジョウダンデスヨネ

久々に駄作らしい駄作を見た。これだけ駄作だとある意味いさぎよい、と褒めたくなった。
これにOKを出した東映の勇気に感服する。

主役陣の演技力の無さはどうしようもない。学芸会だ。
悪魔にとり憑かれて、それでも愛する人間のためにデビルマンとして悪魔と闘おうと苦悩する不動明の心がまったく読み取れない、棒読みセリフ。

愛する人が殺されたことを知った時のデビルマンの怒りと悲しみの絶叫の表情、原作コミックのあの強烈な描写を台無しにする「ア”〜〜〜ア”〜〜〜」
最悪だ・・・・

コミック寄りのハードな世界観の中でキャラを作っているはずなのに、突然アニメ版の黄色いTシャツを着て出てきた時はソファから転げ落ちそうになった。

脇役も、重要な牧村夫妻役になぜ宇崎竜童、阿木耀子なのだろう。
あちらこちらにカメオ出演よろしくいろいろな役者さんやら紅白歌手やら格闘家やらがチョロチョロ出てきて気が散るし。
なんであそこにKONISHIKIが出てくる必要があるんだ。

出演者だけではない。編集もひどい。
不動明が正体を明かす重要なシーン。直前大雨が降っていたのに、シーンが切り替わったらすっかり晴間が広がってるし。あんな雑な繋ぎシーンは「死霊の盆踊り」並だ。

ストーリーは全体的にはアニメ版ではなくコミック版に沿ってはいるが、脚本は肝心な流れがぶつ切り。
悪魔が復活した理由もデーモンが人間を破滅させようと思った理由、作品のテーマの核心が全然語られていないし。
人間がどんどん疑心暗鬼になって破滅に向かっていく展開も、ボブサップ演じるニュースキャスターのセリフで説明されるだけ。
コミック版のストーリーを知らずに映画を見た人が、どこまでテーマを理解できたか疑問だ。

話題のCG部分も、派手さ強調したかったのか、臨場感を出したかったのか、逆に全然落ち着かない不自然なカメラワークになっていて、良さ半減だ。

ツッコミどころはまだまだゴマンとありそうだが、もう書くのも疲れた。
永井豪先生、ゲスト出演してる場合じゃないよ。

カテゴリー: 鑑賞記

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