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三十路男の日常

ダンサーインザダーク

2005/03/27 10:43 by つかさ

このブログでちょくちょく話題にしている、映画「ダンサーインザダーク」。
先日レンタルで見て以来、ビョークの歌声とともに、映画そのものも実に心に残っている。
そんなわけでDVDを購入して、再び鑑賞した。

賛否両論分かれる作品だろう。実に重い。
最初見たときは、事前にあらすじを知らずに見たため、そのストーリー展開に衝撃を受けた。

ドキュメンタリタッチの手持ちカメラで大胆なカット割りの現実のシーンと、あざやかなコントラストのミュージカルシーンの対峙が、実に印象的だ。

内容については「救いがないエンディング」、それ故に嫌いだという評価をする人も多い。
しかし、本当に救いがないのだろうか。

ビョーク演じるセルマの表情、特に病気で視力を失っていくという設定の彼女の瞳は実に純粋に透き通っている。
そんな純粋ゆえの不器用さ、それでも必死に息子の幸せだけを願う姿に心動かされる。

確かに「なんでそこでもっと正直に言わないの」とか「いい解決策はないのか」などとヤキモキすることもあった。実際には、移民であり貧しいセルマの主張があの法廷で信じられるかといえば、疑問ではあるのだが・・・

しかし「これは最後の曲じゃない」と歌うラストシーン。
セルマにとっては、この死はすべての終わりではなく、息子の幸せへ引き継がれていくのだという、確信が感じられ、そこに私は救いが見出せたように思うのである。

カテゴリー: 鑑賞記

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